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サーバエンジニア復権の時代の始まり②

  • 2024.03.15

メール

このブログはIT for WorkStyleの木村が考えていること、思ったことなどを書き連ねたものです。

前回書いたとおり、11月初旬にGoogle社Gmailのセキュリティを厳しくすると発表されたのに、レンタルサーバー業界の動きはのろのろしていました。高を括ってたのかなんなのか、11月下旬くらいから被害が出始めて焦ったのでしょう。12月になってようやく対応を始める有様。2月までに対策します、というところが多かったですね。しかし2月からGmailは全部のメールに対してセキュリティ対策をする、と言っているわけですから、そのスケジュールではサーバー使用者への連絡は不徹底になります。

問題はDKIMもDMARCも設定の意味を理解しないと(特にDMARC)、迷惑メール対策に失敗しかねないのです。単にそれっぽい設定をすればいいわけではなく、その設定が確実にインターネット上で反映されているか、DMARCのログを見て正常なメールが適切に認証されているかをチェックする、などやることがいろいろとあります。少なくともUNIX(Macも基盤はUNIX)やWindowsのコマンドを知らないとできませんし、DMARCのログであるXMLファイルの内容の意味がわからなければ何にもなりません。

設定をして確認をして適切に運用をすることが大事だということはおわかりいただけたかと思いますが、これ、そういう技術がない事業者にできると思いますか? そういう事業者に安心してメールサービスをお願いできますか?

そうです。こういうことができる人、すなわちサーバエンジニアにお願いするのが確実です。私もサーバエンジニアの端くれです。ターミナルからネット関係のUNIXのコマンドを叩き、正常に設定が反映されていることを確認するのは、我々は普通に呼吸するようにできます。もちろん設定もお客様の環境を理解した上で設定できます。そう、今までのようにサーバやTCP/IPの知識のない人が管理をしていた時代が過ぎ、サーバエンジニアの復権の時代が来た、そう言えると思います。メール設定を行うにはサーバエンジニアでなくてはダメな時代になったと言っても過言ではないでしょう。

メールで困っている方、自社ドメインのメールを使いたい方、当事務所まで。安心してメールを使えるようにいたします。

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